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生分解樹脂の使い方

底砂への埋設

デニボールのベーシックな使い方と同様に砂に埋めて使います。
程良い短冊形に切ってお使いください。水槽の底面と平行(最適な深さであれば最も有効)でも垂直(底砂内部の溶存酸素量に応じて消費する微生物群の組成を広く捉えることができる)でももかまいません。
おそらく底砂の材質や粒径によって埋めるのに最適な深さが変わるはずです。(あまり神経質にならなくとも大丈夫です)
砂地からはみ出た部分は脱窒にあまり寄与しない好気性細菌のみが利用することになると思いますので、すべてが砂に埋まるようにした方が無駄がないと思います。
底面フィルターを稼働させている場合には効果が出にくい場合があります。
プレナムをお使いの方は、その真上あたりがベストかと思います。

ホタル幼虫育成槽への導入

1 まずバットやコンテナの底隅に4〜5cm幅に切った生分解樹脂板を敷きます。

2 樹脂板の上部に貝化石粉末(DIYのお店で5kg袋が500円前後で買えます)を最深部で3cm位の厚さになるようにかぶせます。
アバウトで構いません。反対側の隅が薄くなるような斜面とします。
3 容器に水を張り、幼虫を放します。

ホタルの幼虫は体外消化をしますので、給餌直後(特に冷凍餌を与えた場合に多い)餌からの溶出物により飼育水の粘性が高くなります。エアレーションの泡が消えにくくなることで、それが分かります。
通常は水換えで対応しますが、このシステムでは翌日には元のサラサラな泡に戻ります。

脱窒の機能が備われば、硝酸塩の濃度も常に低い状態が維持されます。
樹脂板の上方を掘ると貝化石が黒くなっているのが見えます。おそらく硫化水素が出ている結果だと思いますが、幼虫はそのことにはあまりこだわりがないようで、夜間には平気でその周辺を動き回っています。 貝化石を底に敷くと当初は水の濁りが気になりますが、バクテリアの増加に伴い透明度が増します。やがて多少かき回してもすぐに濁りがおさまるようになります。
ホタルの幼虫にとどまることなく、他の魚類の水槽にも応用が利くと思いますが、いかがでしょうか。
どうぞお試しあれ!

作ってみました脱窒装置

とりあえず、シンプルに安く作ることを念頭に置いた試作品です。

脱窒装置外観
手入れ口から内部を覗く
 手入れ口から内部を覗く

炭素繊維束
炭素繊維を25φVP管の外周に固定し、装置の内部中心にセット
装置の内壁に沿って生分解樹脂板を仕込む。

注水は塩ビ管を通過して装置の底部から上方にゆっくり移動する。
炭素繊維表面に成長する生物膜に炭素源が供給されると同時に樹脂表面の生物膜の剥離を防ぐ。
 材料は塩ビのUV100φパイプと手入れ口、それに生物膜の安定した大量固着を期待して炭素繊維を用いています。通常の固形の濾材を充填しても良いのですが、生分解樹脂を追加する際に一旦濾材を取り出すことになってしまいますので、脱窒菌の安定相を壊さないように柔軟な炭素繊維を採用してみました。 今回の装置は一つの槽の中で、樹脂の分解と脱窒を一気に済ませてしまおうと欲張ったものですが、もう一本装置を連結し、後半部の槽に多孔質濾材を充填して余剰な樹脂成分を消費させたり、やむを得ず上昇する亜硝酸を再度硝化するエリアとして活用することも可能です。
この装置を模倣していただくことは一向に構いませんので、皆さんチャレンジされては如何でしょうか。炭素繊維の仕込みの簡略化が未解決で量産の目途が立っていませんが、希望者が多いようでしたら商品化も考えてみたいと思います。
炭素繊維の効果については前橋工科大学の梅津先生のサイトを覗いてみてください。(面白いですよ!!)

作成に当たって配慮したところ

1 生分解樹脂の板材なので、生物膜が剥離しないように、注水量を控えた。
2 同様の理由で、樹脂の表面にできた生物膜を炭素繊維が保護するように近接させた。
3 炭素繊維を用いた理由
○生物親和性が極めて高い(好気、嫌気とも細菌群が大量に固着する)
○柔軟性があり、かつ腰が強い(樹脂の補充が容易)

炭素繊維の固着実験
 
エーハイムから取り出した汚泥を炭素繊維を仕込んだアクリル容器に注入

3時間後、懸濁していた汚泥は炭素繊維に固着し、透明度が回復


なお本装置を模倣使用されて不測の事態を招いても当社は一切の責任を負いかねます。
脱窒はうまく行けばすばらしい水質環境をもたらしますが、管理を誤りますと、飼育生物に致命的な事態を招きかねない両刃の剣であることを理解願いたいと思います。
デニボールをはじめ脱窒素材を市販されているメーカーは、この辺の危険性について責任あるメカニズムを解説していません。お使いになる場合はくれぐれも理論的な背景をご理解いただいた上で、慎重な挑戦をしていただきたいと思います。

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