こんなこともやっています!

 私(翠水の代表山口喜行)、実はこんなこともやっています。

現在、滋賀県の草津市にある株式会社ウィルステージの技術顧問を仰せつかっているのです。

  この会社実に素晴らしい技術を持っています。皆さんご存じの10円玉に描かれている平等院鳳凰堂の庭池を透明にしてしまったのです。平等院は平安時代に栄華を極めた藤原道長、頼通親子が贅の限りを尽くしてこの世の極楽を描こうと建造した建築物で、現在は国宝に指定されています。鳳凰堂の美しい姿を清浄な水面に映すことで、その絶妙なコントラストが見る人の心にこの世の極楽をイメージさせるというものでした。この庭池には古くから地下水の湧き水が供給されていたのですが、近年、工業用水の汲み上げが原因だったのでしょう湧水量が激減してしまい、その結果はご多分に漏れず池水が茶色く色づいてしまい、お堂が水面に映り込むという本来の姿である景観がすっかり損なわれてしまいました。なにしろ相手は国宝ですから、これまでにも様々な回復のための手法が試行錯誤されてきましたが、結局どれも成果を上げることはありませんでした。

 そこに登場したのが(株)ウィルステージだったというわけです。会社の所在地である草津市と平等院のある宇治とは意外と近く、高速を使えば短時間の内に到着することができます。元々は都市設計を生業としているウィルステージですが、社長の大谷洋士氏が考案した脱窒のメカニズムを基礎原理とした特殊な技術を用いて、ものの見事に池の水は透明度を取り戻したのです。

 その後東芝の照明技術の粋をつぎ込んだ「ライトアップ」などの演出効果もあり、平等院への参拝客はうなぎ登りに回復しているとのことですが、水辺の景観回復が昼間の見学者増に大きく貢献しているであろう事は誰もが評価するところです。

 さて(株)ウィルステージと弊社との関係は脱窒関連商品のネット販売から始まりました。数年前のある日生分解樹脂の注文を(株)ウィルステージという会社から受けることがありました。その後技術的な問い合わせがあり、たまたま大谷社長から東京に出るついでがあるので一度お目にかかれませんかというお申し出を受けて、運命的な対面を果たしたというわけです。脱窒についての意見交換をさせていただきましたが、大いに意気投合するところとなりました。

 『実は私どもの会社は平等院の池水浄化にチャレンジしているのです』というとんでもない話を聞かされ、ぜひ一度現場を見せて下さいというところから協力関係構築の話が具体化していったという経緯があります。

 平等院の話には続きがあり、その後関東への進出拠点として、北鎌倉にある円覚寺境内の『妙香地』の浄化という取り組みに進展し、その評価を経て現在は何と皇居のお堀の浄化にまで話が行き着いています。(環境省の委託事業)

 ウィルステージの浄化技術は池水に限らず、元々のターゲットであった水生生物の飼育分野にも生かされ、トラフグやヒラメの陸上養殖にまでその応用が進んでいます。現在、滋賀県某所における大型プラントの構築が始まっています。

 ここにウィルステージが外部向けに公開している資料の一部をPDFでご紹介いたします。皆さんの水槽管理の参考になれば幸いです。

1 平等院阿字池浄化経過写真

2 閉鎖水系の水質浄化について