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フコイダンは海藻に含まれる多糖類の一種です。

 多糖類は海藻のもつネバネバの成分で、他にアルギン酸などがよく知られています。近年胃ガンを引き起こすと言われているピロリ菌の抑制効果や生活習慣病の改善効果などが注目され、様々な健康食品の原材料として使われるようになりました。フコイダンにはいくつ かの種類があるのですが、特に沖縄モズクを原材料とするものが生体への有効性が高いとされています。

今回採用したのは沖縄モズクから抽出したフコイダンで、すでに養殖業界では様々な魚病対策資材として実績を上げているものです。

水槽内で示されるフコイダンの2つの効果

1.ウイルスをとらえる

 フコイダンは微細な網目構造を持っており、水中ではそれを広げた状態で浮遊することになります。魚病を引き起こす様々なウイルスは、この網目構造に絡め取られ身動きのできない状態となり、やがて活性を失います。

 魚の病気を引き起こすウイルスにも多くの種類があることが知られています。これまでは個々のウイルスに対してそれぞれワクチンを開発するなどの手法がとられていまし たが、すべてのウイルス疾患予防のために何種類ものワクチンを投与することになれば法外なコストが掛かってしまい、とてもアマチュアレベルでできる相談ではありません。また市場規模を考えれば、製薬会社がワクチンの開発にすら手を染めないケースが大部分であって、養殖魚であればまだしも観賞魚用のワクチン製剤などはこの世に存在すらしないと言っても過言ではありません。ウイルス疾患に対する防御や治療は極めて難しいものなのです。

 フコイダンの網の目にとらえられるのはすべてのウイルスといっても良いわけですから、アナログな方法ではあっても対象を選ばぬ包括的な対応が可能になったと言えるかもしれません。

2 魚介類の免疫活性を高める

 人間も魚介類も体内に侵入する病原菌のような侵略者を食い止めたり殺したりする、いわゆる免疫という機能を持ち合わせています。生物の病気への対応というものは、免疫機能のように本来内側から立ち向かう力に委ねられるものです。殺菌剤や抗生物質などはそれを外部の力に頼る方法であって、場合によっては免疫機能と相反する作用を示す場合もあります。

 よく病気の世界で用いられるストレス学説というのは、なにがしかの心理的あるいは物理的なマイナス要因がこの免疫機能を抑制してしまい、病気への抵抗力や治癒能力が弱められるという考え方です。私たちが水槽環境を少しでも生き物の棲みやすい方向へ改善しようとする努力も、突き詰めれば生物へのストレスを軽減して病気の発生を防ごうとすることに他なりません。

 フコイダンには免疫の力を高める効果があります。これを免疫賦活効果と言います。フコイダンが人間の健康食品としてこれほどもてはやされるのも免疫賦活効果が臨床試験で確認されているからです。病気に対して体の内部から抵抗力を高めるメカニズムは病気予防や治療の本道と呼べるもので、観賞魚の世界でその ような効果を示す物質を商品化したのはこの活性化フコイダン水溶液が初めてです。

フコイダンの使い方

1 飼育水に投入する

 ご使用前に容器をよく振って、飼育水10リットルに対し1mlを投入してください。投入頻度はすでに病気が発生している場合には毎日もしくは1日おきに、予防の場合は1週間に1回程度で良いでしょう。

プロテインスキマーをご使用の場合はフコイダン成分も取り除かれる可能性が高くなります。より完全な効果を期待するのであれば、短期間で結構ですからスキマーを停止させることをお勧めします。

2 経口投与

 餌に適量を染みこませて与えても有効です。魚の体表粘膜が強化され、体表に寄生する様々な病原菌や寄生虫の弊害を防ぐ効果が高まります。ラクトフェリンなどと併用すればより高い相乗効果が期待されます。

フコイダンは天然の物質ですから魚介類はもとより、水槽環境を維持してくれる有用な微生物にもダメージを与えません。安心してお使いください。

3 溶液のはかり方(300ml容器の場合)(小型容器はワンプッシュで0.5ml出ます)

 キャップをはずし容器を手に持って握りしめますと計量キャップの中に溶液が上昇してきます。入れすぎた場合には計量キャップ中央のピンを指先で軽く動かしますと、溜まっていた溶液が容器の中に戻ります

溶液のはかり方

秤量容器 15mlまでの目盛りが刻まれています。

溶液のはかり方

容器を強く握るとフコイダンが秤量器内に押し出されます。

溶液のはかり方

多く出し過ぎた場合はセンターのピンを動かします。

溶液のはかり方

フコイダンは容器に戻ります。

4.保存

長期の場合は冷蔵庫に保存してください。
通常は常温で構いません。