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Answer PSB4

Q 光合成細菌をペットボトルで培養したいと思っています。

何かコツのようなものがあれば教えてください。

A ペットボトルで光合成細菌を培養する方法は雑菌が入りにくいので大変良い方法だと思います。光合成細菌は紫外線に大変強い菌ですので、直射日光に当てても全く問題は起き ません。 培養に当たってはどうしても他の雑菌が一緒に増えてしまい、悪臭の原因となるのですが、紫外線をうまく利用できれば雑菌の比率を減らすこともできます。 ペットボトルに直接日光が当たるような場所に置いた方が、紫外線耐性が光合成細菌よりも劣る雑菌が死滅して光合成細菌の純度が高まる結果が得られます。 光合成細菌は臭いものだという認識がありますが、臭いのは光合成細菌ではなく、同時に繁殖した各種の雑菌の臭いであることが多いようです。 その意味で、紫外線が最も強い5月、6月に培養したものは比較的悪臭が少ないように感じています。 ただし、梅雨が明けるこれからの季節は水温が40℃を軽く越えてしまい、日中の炎天下に置き続けると水温上昇によって光合成細菌も死んでしまいますので、そのような場合にはよしずを立てるとか空調の効いた窓際に置くとかいろいろな工夫が必要となります。 ちなみに光合成細菌の培養における最適温度は25~35℃で、45℃を超えると死んでしまうと言われています。 ペットボトルを用いる場合、ボトルの内壁に光合成細菌のコロニーがべったりと付着して光の透過を阻害する状況が起こります。ボトルに充填する培養液の量を少なめにしておく(空気の部分を多く残す)とボトルを上下に激しく反転させることで沈殿物を攪拌し、付着物をはがす効果もありますので是非お試しください。

 ご自分で培養した光合成細菌は市販のものより圧倒的に菌密度が高いので、その効果が実感されやすいと思います。 どうぞ培養の妙をお楽しみ下さい。