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Answer PSB16

Q 培養する時に水道水を直接加えて大丈夫ですか。培養後の保管方法についても教えてください。

A 水道水中の塩素は有機物と結合して殺菌作用を完了します。ふやしてPSBは有機物の塊のようなものですから、塩素はまずこちらの有機物と結合します。従ってPSBの種菌がダメージを被ることはないと思います。
弊社の培養方法としても種菌と餌を入れた培養容器に水道水を直接入れていますが、特に問題なく増えています。
H様が水道水の中に手を入れれば、有機物であるあなたの手の何十万個かの表皮細胞は塩素の作用で死ぬことになります。1番風呂でも同様のことが起こります。でも手や体が何かの有機物で汚れていれば塩素はそちらとも結合するので、相対的に皮膚の損傷は抑えられることになるのです。
厳密に言えば、水道水の塩素が種菌に全くダメージを与えないことはないと思いますが、あえて中和処理をしなくとも大丈夫です。

 またPSBは紫外線に大変強いバクテリアですので、他の雑菌を排除する場合には紫外線ランプに30分程当てておくと、PSBの生残比率が高まります。
H様はPSBを販売する立場ではないと思いますので、そこまでやらずに済むと思いますが、PSBへの理解の一つとして知っておいて下さい。

 裏技を一つお教えします。
すべてのバクテリア類の増殖には様々なミネラルの存在が効率を上げることがわかっています。水道水の中和処理をかねて、あらかじめミネラルリッチな水を作っておくと、培養スピードが短縮されることがあります。

最も安上がりな方法は、ホームセンターなどで売っている安い「貝化石粉末」(5kgで500円前後)をあらかじめペットボトルに10gほど入れて水道水を加えて良く攪拌します。直後には白濁しますが、そのまま放置しておけば透明な水になります。この水は人間の健康保持にも有効な「ミネラルウオーター」としても評価されるものです。大きめのペットボトルなどに作り置きしておくとかなり重宝します。水槽にいれてもそれなりの効果がありますから他の飼育生物にもお試し下さい。
また培養し終わったPSBの容器に小さじ半分程度の貝化石粉末を入れておくと、悪臭が軽減されたり、PSBの衰退を遅らせたりする効果もあるようです。

 PSBの保存方法
特に冷蔵保存をしなくとも半年以上は大丈夫だと思いますが、もし冷蔵庫に保管する場合は、他の食品に臭いが移らないようにビニール袋などで密封された方が家族から白い目で見られずに済むと思います。いずれにせよ、培養後のPSBは生きていますから、培養液中の餌を日々食べながら命をつないでいることになります。肝心の餌が食べ尽くされればPSBの生存数も減ってきます(赤い色が薄くなり、そのまま放置すれば透明になってしまいます)。この段階で餌を投入してやれば、PSBは復活します(赤い色が濃くなります)。