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Answer PSB14

Q できたてPSBには炭水化物を分解する能力がありますか
 あの強烈な悪臭はなんとかなりませんか。

A できたてPSBは数種の光合成細菌を培養したものです。
培養に用いる基質(餌)の中には炭水化物や蛋白質など様々な栄養素が含まれていますので、当然のことながら炭水化物も分解可能と予想します。
ただし、PSBの培養に当たっては単独の微生物の栄養摂取のみで論じられるものではなく、PSB以外のいわゆる「雑菌」と呼ばれる他の細菌群も同じ培養環境の中で増殖していると理解するのが正解だと思われます。
つまり炭水化物を餌として利用しているのがPSBなのか、それらの「雑菌」なのかがわかりませんので、とりあえず「みんなで利用し合っている」としておきましょう。PSBが炭水化物を取り込んでエネルギーや自らの体を作る材料とし、その栄養摂取の結果として有益なものあるいは有害なものをPSBが放出し、それらの物質が「雑菌」の基質として利用されることもあります。もちろんその逆で、「雑菌」の存在がPSBの増殖に有意に作用する場合もあることになります。

 結論から言えば、PSBの培養にはかなりラフな方法をとりますので、商品化に当たっては「雑菌」と同居したままの培養液をボトリングする可能性が高いものだとご理解ください。
一方PSBは紫外線に極めて強い耐性を持っていますので、ボトリング後に紫外線を照射すると「雑菌」の大部分は死滅してしまい、PSBの純度を高めることができます。
ただし炭水化物の分解のみを目的としてPSBを用いるならば「雑菌」の含有率がどちらに有利に働くかは何とも言えない部分がある様に思います。

光合成細菌は粘液物質を間にして好気性細菌群と共生する

 PSBの培養は嫌気環境下で行いますが、実際の使用環境は好気である場合が大部分です。それではPSBの本来の能力は発揮できないのではないかと思われるかも知れませんが、嫌気性細菌のPSBと好気性の他の菌が何かを介して助け合うことが近年解明されています。従いまして、PSBを用いる場合は嫌気、好気を問わず他の菌類と共生関係を築いて目的の効果を上げている可能性が大いにあるのだと考えられます。

 臭いについて

 光合成細菌は大変に臭いものとされています。でもそれは濡れ衣であって、あの臭いの多くは培養時に同時に増えてしまう他の雑菌がもたらすものなのです。できたてPSBも悪臭が原因で敬遠されることが多いようです。ところがこの臭いPSBが一般的な「悪臭」を強力になくす働きをすると言ったら驚かれるでしょう。
これは悪臭をより強い悪臭で覆ってしまうという様な小手先のメカニズムではなく、悪臭の元になる成分そのものをPSBが分解してしまう(食べてしまう)という因果関係で成立する脱臭作用です。アンモニア、硫化水素、メルカプタンなど一般的に悪臭の元とされ、かつ生物に有害とされる物質をPSBは好んで取り込みます。
 腸内細菌としての働きもある様で、家畜への飲料水に添加すると排泄物の悪臭が軽減されるという驚くべき効果が知られており、養鶏場や養豚場の悪臭対策に用いられることもあります。