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Answer Den2

Q 90cmの水槽で脱窒に挑戦してみたいと思います。
生分解樹脂ペレットはどれ位使えば良いのでしょうか。

A 生分解樹脂ペレットの使い方は大変微妙なもので、水槽の大きさや水量で使用量が決められるものではありません。また底砂に埋めてお使いになるような場合、底砂の種類や厚さ、淡水、海水の違いでも全く違った結果となることがあります。

もう一つ極めて重要な条件があります。
それは意図的に脱窒を行う環境を構築できる最小限の知識や技量をお持ちかどうかと言うことです。

 脱窒は両刃の剣で、基本的な理解のない方がチャレンジされると亜硝酸を増やすだけで水槽環境が破壊されることもあります。
万が一の場合にもバラバラに投入されたペレットを回収することはほとんど不可能となります。
M様がどの程度の経験をお持ちかが分かりませんので90cm水槽にはこれだけ入れますといった安易な数字をお示しするのは控えさせていただきます。

 底砂の内部に敷くという前提でアドバイスをさせていただくとすれば、適当な不織布の袋に詰めてお使いください。硝酸塩が減少する動向を試験紙などで数値を追いながらペレットの適正量を把握してください。亜硝酸の急激な上昇が起こるようであれば、すみやかに袋を取りだして下さい。

大変申し訳ありませんが、ペレットは使いこなすのにかなり「コツ」の様なものが必要で、それをご理解いただくにはメールでは字数が足りません。

 またよく起こるトラブルの一つとしてプロテインスキマーの泡が上がらなったという事例がいくつか報告されています。その原因と対策については残念ながら責任あるコメントができません。プロテインスキマーを作動させることを前提とされている水槽には生分解樹脂を用いた脱窒はされない方が良いのではないかと思います。

 生分解樹脂はペットショップに並べられている、効くのか効かないのか分からないいい加減な添加剤商品とは根本的に異なるものです。脱窒をさせるバクテリアの餌として用いるものですが、条件設定が不十分ですと、脱窒に無縁のバクテリアが大増殖する事態を招きます。何グラム入れたらその日から脱窒が始まるといった便利なものでは決してありません。使い方を誤るとM様が丹精を込めて作り上げた水槽環境そのものが破たんしてしまう可能性がありますので、どうか慎重な取り組みをしていただきたいと思います。
脱窒にチャレンジされる強い好奇心をお持ちであれば是非弊社のサイトで脱窒に関する部分を繰り返し熟読してみて下さい。

 M様を脱窒の初心者と決めつけるような文面をご不快に思われましたらどうぞお許し下さい。
チャレンジに当たってさらに疑問が湧いてきましたら何度でもこのアドレスにお尋ね下さい。
可能な限り誠意を持ってお答えさせていただきます。