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Answer PSB18

Q 光合成細菌を培養する時、水道水を中和せずに使って大丈夫なのですか?

A ご質問の趣旨は、水道水に含まれている塩素の殺菌力によって、種菌の光合成細菌が死んでしまうのではないかというご心配だと思います。

 まず、結論から申し上げます。確かに種菌の一部は塩素に酸化されて死ぬ可能性があります。でも水道水に含まれている塩素によって種菌や餌の有機物を酸化する力は微々たるものですから、ほとんど影響はないと考えて大丈夫です。

 水道水が蛇口から出てくる時には、水道法で0.1mg/Lの遊離残留塩素量を維持することが義務付けられています。地域や季節によってその数値が変わることもありますが、せいぜい2~3倍程度のものでしょう。塩素によって有機物などを殺菌目的で酸化させるには相手方の10倍の濃度が必要とされています。つまり水道水中に含まれている病原菌をはじめとする雑菌類の量は0.01mg/Lを最大量とみなしているわけです。これはかなり安全値を見込んでいるはずですから実際にはさらにその何10分の1以下ではないかと思われます。

 一方皆さんが種菌として培養装置に入れる光合成細菌の量や餌として用いるふやしてPSBの有機物量は0.01mg/Lをはるかに超える量ですので、たとえその一部が塩素で酸化されても大勢には全くと言って良いほど影響はないのです。

 私どもは現在皇居のお濠の浄化のために外苑の松林の中に一辺1mのサイコロ型の1トンタンクを10本以上並べて光合成細菌を培養していますが、とても中和などというまどろっこしい作業はしておりません。それでも中身は日々赤い色を増しています。

 どうぞ安心して水道水を直接入れて下さい。どうしてもご心配な方は最初にふやしてPSBを水道水で薄めて(この時点で塩素は殺菌能力を失っています)最後に種菌を入れるようにすれば不安は解消されると思います。