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ふやしてPSBの粉末(薬剤)タイプは液体タイプに比べて培養液の色が薄いように感じますがどうしてでしょうか。

 粉末タイプは食品材料や薬品類を調合して商品化したものです。その組成はPSB(光合成細菌)の研究に携わってこられた多くの先人達が最終的に採用されるようになった調合比率を参考にさせていただきました。目的は悪臭の発生源となる雑菌の混入比率が少ないPSB専用の培養餌料を作りたかったからです。


 これまでの液体タイプのふやしてPSBは汎用性が高く、PSBはもとより、インフゾリアやミジンコの培養にまで使える優れものでしたが、そのことはPSB以外の雑菌類に対しての餌料効果にも優れていることを意味しており、でき上がった培養液には目的とするPSB以外にも様々な雑菌類が一定量混在するものとなってしまいます。培養液が褐色または赤褐色になることはPSBが増殖した目安にはなるのですが、PSBを主目的とした培養方法に比べてPSBの菌数が多いかといえば必ずしもそうではないと思われます。その結果でき上がった培養液から悪臭を排除することは難しく、PSBといえば 「あの赤くて臭い奴ね」と悪臭を伴うことが当然という評価が定着してしまった感があります。


 悪臭は家庭菜園や草花などに使われる分には全く問題がなく、かえって溶液内のバクテリアの多様性を担保するものとして評価される部分もありました。農作物用にPSBを導入されている研究熱心な農家の皆さんの中には臭ければ臭いほど効くと豪語される方もいらっしゃる程です。


 一方あの匂いが指先に付くと一日中消えないという困った現実もあり、特に女性の場合には状況によってはまさに死活問題ともなりかねませんので、PSBの効果は知っているが、あの匂いがある限り手を出せないという方も少なからずいらっしゃるようです。


 PSBは様々な物質を餌にすることのできる極めて生活力の旺盛なバクテリアで、その広汎性の故に近年環境改善の有力な微生物資材として注目を浴びているのですが、餌の間口が広いことが結果として悪臭を排除できないというジレンマを伴っているのです。


 PSBやその培養餌料を販売している弊社としては、少しでも匂いの少ないPSBを作ることはできないものかと模索を続けて参りました。PSBの研究者はその研究活動の中で少しでも雑菌の少ない純度の高いPSB培養液を必要としており、それ専用に調合された薬剤を用いて培養しているケースが大部分です。匂いの少ない(悪臭の発生源となる雑菌の混入比率の低い)PSBを作るには彼等が用いている薬剤主体の餌を模倣するのが最善なのではないかという結論に達しました。今回発売した粉末(薬剤)タイプは弊社が種菌を導入した経緯のある某研究所が公開している調合組成を参考にさせていただきました。


 PSBを優先的に増やすためにという前提のものですから、雑菌の繁殖は抑えられ悪臭はかなり抑制されたものとなりましたが、残念ながらゼロにすることはできませんでした。また見てくれも褐色や赤褐色にはなりません。明るいオレンジ色もしくは橙色といったところでしょうか。従来の液体タイプのふやしてPSBを使い慣れた方から見ると、色が薄くて心許ないという評価をいただくかも知れませんが、培養液内のPSBの細菌数では決して劣るものではありませんのでどうぞ安心してご使用いただきたいと思います。


今後気温の上昇に伴い発色の具合にも変化があるかも知れませんので、その都度お知らせしたいと思います。また市販品を種菌として用いた場合の変化も追跡してみます。


 左  液体タイプで培養したもの  赤褐色


 中央   粉末タイプで培養したもの  オレンジから橙色


 右      サンミューズ市販品     ピンク色


 


                                                   

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