ブログ・コラム | 有限会社 翠水|最新の水生生物飼育法・フコイダン・二価の鉄・マイクロナノバブラー

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光合成細菌の培養にチャレンジしたいと思います。スタート時にふやしてPSBを水道水で薄めますが、塩素を中和しなくても大丈夫なのでしょうか。

 カルキ抜き(チオ硫酸ナトリウム 一般的にハイポと呼ばれています)は水中の塩素イオンと結合して塩化ナトリウム(塩)に変化させ、塩素の殺菌力を封じる反応を利用したものです。余談になりますが、ハイポは覚醒剤に大変よく似ています。質の悪い覚醒剤の混ぜ物にはハイポが使われます。念のためお断りしておきますが、私は決してポン中ではありません。

塩素は水中の細菌のような有機物と結合することで殺菌力を示します。光合成細菌やその餌となるふやしてPSBは有機物そのものですから塩素はそれらと瞬時に結合して殺菌作用を失います。培養液の中には水道水中の塩素の量をはるかに上回る有機物が存在しますので、多少の塩素が混入しても大勢に影響はありません。従いまして、培養スタート時に水道水の塩素を中和処理(カルキ抜き)をする必要はないと考えています。

 5月の声を聞くと気温も程良く上昇し、日差しも強くなりますから光合成細菌の培養には最適な季節になると思います。温度や日光の条件が揃うと最短1週間で培養が可能となりますので、それまではあまり無理をせず、ヒーター代を節約した方が良いと思います。
ご自分で増やした光合成細菌は市販のものよりもはるかに菌体密度が高いものです。水槽に投入するばかりでなく、家庭菜園や草花にも大変有功です。どうぞ様々な用途にご活用下さい。最盛期に大量培養した光合成細菌は上手に保存すれば1年以上生きていますので、冬の分も含めてストックをしてください。

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